突然ですが、好きだけどなんでこれだけ好きなのかうまく説明できないってありませんか?

夢中になってるけどなんで夢中なのかは分からない。 気づいたら好きなことに吸い寄せられていってる。

みんな子どもの時にそういう体験を一度はしていて、 でもいつしか、大人になるなかで、生活のために生きていくなかで 「夢中になってたことってなんだっけ」 とふと思い出すんだと思います。

 

今日は小さい頃からの“夢中”に向き合って働いているデザイナーの中川知秋さんのお話です。

 

知秋「こんにちは!」

「おおっおしゃれなオフィスですね」

 

こちらが知秋さん、大阪の自動車会社に勤めた後、丹波市へ移住され現在は地元のWEB制作会社『株式会社 ご近所(以下、ご近所)』にてデザイナーの 仕事をされています

 

何気ないお手伝いが原体験でデザイナーの道へ

 

「知秋さんは昔からデザインに興味があったんですか?」

知秋「そうですね、小さい頃からなんとなくデザインとか絵には興味を持っていました。

私が小学2年生のときに、自営業をやっていた父親に突然 「チラシを描いてみろ」と言われたことがあって、そこでチラシの絵を描いてみたところ結構楽しかったんですよね。

それが自分にとっての、デザインの道に進む原体験になったんだと思います!」

 

「よく描かせたな、父ちゃん…。」

 

知秋「学生の時も、文化祭で絵を描いたりとかしてましたね。高校卒業後にはデザインの専門学校にも通って。そこまで熱があった自覚はないんだけど。(笑)」

 

「じゃあ、そこから順調にデザイン関係のお仕事に?」

 

知秋「それがそうでもないんですよ。最初に入ったのは、専門学校の紹介で入った大手の自動車会社だったんです。」

 

プライベートはたったの4時間。思い描いた仕事は出来なかった

知秋「私が任されたのは、設計の部署から出てきた車のデザインをPC状で立体的に見れるようにデータ化するお仕事でした。

自分で0から何かを生み出すような、理想のデザイン業とは程遠いもので「ああ、自分はデザインの仕事を一生できないんだろうな」って、感じていました。」

「それはイメージしていたデザインの感じじゃないですね……。働きかたはどうだったんですか?」

 

知秋「実際に働いていたのが12時間くらい、睡眠が8時間でした。

そうなると自分のために使える時間っ て実質4時間だけなんですよ。全然自分の時間がないじゃない。

それだけしか私の人生はないの かって思ったらすごく辛くなって、せめてこの働く部分をもう少し自分らしいと言うか、自分に とっていいものにしたいなって思ったんです。 働く仕事ってすごく大事だなって思いましたね。」

「それが転職のきっかけに?」

 

知秋「そう…思い始めたんですけど、すぐに転職を考えたわけではないんですよね。 マイペースなので(笑)」

 

転職のきっかけはリーマンショック

 

知秋「やりたいことができない仕事だし、さらに仕事は仕事、生活は生活って割り切ったスタイル だったんですけど、少し楽しいと思っていたんです。今から思えば自分の本当にやりたいこととかやりたい気持ちにフタをして、見ないようにしてたなあとも。」

 

「そこからどうやって現職に繋がったんですか?」

 

知秋「なんと、そこでリーマンショックが来たんですよ!」

 

「出た!リーマンショック!」

 

知秋「自動車業界はリーマンショックの波が遅かったんですけど、部署の周りの人たちにどんどん 声がかかっていくのを目の当たりにしていて。あ、そろそろ自分の番だなって。 そう思ってたら、ついに話が来て。1年後にやめてもらいますって。」

 

「大きな会社でも、実際に手を離す時は早いんですね…。やめることになってからはどうだった んですか?」

 

知秋「やめることになって次の働き方を考えていて。今までの仕事とはもう距離をおいて、違う仕事をやりたいなって思ったんです。そこで改めて自分は何がしたいかなって思った時に「やっぱりデザインがやりたい!」って思ったんです。」

 

田舎に移住。心地よいワークライフがスタート

 

「葛藤があった末、デザイン職で現在の会社に入ったんですね。」

 

知秋「そうなんです。」

 

「丹波市を選んだ理由はなにかあったんですか?」

 

知秋「都会でやったら絶対死ぬなって。だってすごいハゲたりしてるじゃないですか?忙しすぎて。」

 

「すごい偏見。笑 でも、実際田舎に来てどうだったんですか?」

 

知秋:「こっちは仕事とプライベートの境目がないので、とても住みやすいですね。人との繋がりや関係性が濃く、深い話がしやすい環境。それが私には合っていると思います。」

 

ちあきさんがこれから目指す働き方って?

「今ってデザインの仕事も出来ていて、すごく充実感がありますよね。」

 

知秋「充実感はあります。ただ、まだ自分が納得のいくデザインの仕事はできていないんです。」

 

「知秋さんの納得の行くデザインってどんなものでしょう?」

 

知秋「人を動かすデザインですかね。「今まで動かなかった人を動かすことのできるデザイン」それでいて自分にしかできないもの。

実際はまだそこまでのデザインをできていないので、まだまだ私も悩んでいます。 笑」

 

終わりに

知秋さんの話を聞いていて、仕事に生きるという生活から、丹波市への移住を機に暮らしのなか で生きている印象を受けました。

好きなことを仕事にするのは、華やかなだけじゃない。そんなことを聞きます。 そうであっても、自分の好きに向き合っている知秋さんの姿は 「等身大で悩んでもいいんだよ」 そう言ってくれているようで、前向きな気持ちにしてもらえます。

 

 

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